第2回STY(静岡to山梨)参戦! [トレイルレース]
第2回STY完走しました。
公式サイト=http://www.ultratrailmtfuji.com/
富士山の南側の裾野にある「富士山こどもの国」をスタートし、
五合目まで駆け上り、すばりしへ駆け下り、山中湖から三国山・杓子山を越え、河口湖へゴールする84.7km。
すごいでしょ。
これはね。私にとってはもう旅です。
ずっと富士山を眺めながら走るレース。
海外からの参加者も多く、日本を代表するトレランレースのひとつなんだなーってひしひしと感じました。
午後1時スタートなので、私は当日入り。
富士山が近くなってきたー。ドキドキ♪
【富士山こどもの国】
駐車場とスタート地点はわりと離れてます。歩いて10分くらいかなぁ。
装備品を全部持って受付に行きます。
早めに現地入りしたせいか人はまばら。
と思ったら、奥に装備品チェックの長蛇の列が。
受付を済ませ、装備品チェック。
ほんとにチェックするんだねー。
バックパックからひとつずつ取り出して、全ての装備品をチェックしてもらいました。
STYには、たくさんの友だちが参戦してます。
まんもさん・吾作さん・ブンブンさん(←昨年完走者 かっこいいー)
しーちゃん&ぉが☆ちゃん夫婦。新月っちゃん。スイカアイスさん。○村さん。黒沢組のダークさん。そして私。
みんなで一緒にストレッチしました。
仲間がいると大きなレースでも心強いね。
photo by gotti隊長
上州山楽走から参戦のSTYガールズ!(......ガールズ?)
photo by gotti隊長
新月っちゃん。私。ぉが☆ちゃん なんか足長くない?
スタート13:00
吾作さんと一緒に「行ってきまーす♪♪」
photo by gotti隊長
富士山こどもの国の中のクロカンコースをを3kmぐるぐるまわって外へ。
レースは第一区間でいきなりの住民トラブル。
何百人ものランナーがとうせんぼにあってます。
別荘地を通過するのですが。
乗用車とトラックで車道を封鎖しバリケードをきづいた模様。
当日別荘入りした住民がレースのことを知らず
「ランナーがひっきりなしに通る。熊鈴がうるさい!」と強行したそうです。
「金持ちが余裕があるとはかぎらないんだなぁ」って誰かがぼそり。激しく同意。
ここでぉがちゃんと一瞬会いました。
熊鈴禁止区域とか表示はあるにはあるのですが、
あまり目立たずどこからどこが熊鈴禁止なのかイマイチわからなかったです。
「熊鈴禁止 ここまで」って看板があって。
↓こういうやつね。
え!今までリンリン鳴らしてたんですけど!ってこと多数。
A5水ケ塚エイドまでは、ランナーだんご状態でした。
関門16:30 15:31:32IN⇒15:48:43OUT
予定では関門30分前の16:00につく予定。
飛ばしたつもりはなかったけど、
本来つっこみ型の性分のせいか1時間前の15:30着
エイドの入り口には大きな電光掲示板があり
チップによる通過タイムの計測してました。
きっちりとテントに囲まれたスペースの中は、ストーブがたかれ暖かく食べ物も豊富。
まだランナーがばらけていないので、
食べ物に手を伸ばすのもタイヘンでした。
バーゲンに殺到する人垣をわけて手を伸ばす感じ。
バナナ1切れ。オレンジ2切れをもらいました。
このあとオレンジばかり食べて進むことになります( ̄m ̄* )
外に出たらぉが☆ちゃんが出るとこでした。
仮設トイレは込んでいたので、少し離れた公衆トイレに行きました。
寒くて一気にカラダが冷えました。
足をストレッチして、次の区間へGO!
コースは走行禁止区間へ進みます。
苔むした枯れた倒木がとても美しかった。
富士山?なんだか浅間山みたいだぞ。白くないし。
と思うのは、私が群馬県民だからですか?
富士山五合目までが走行禁止区間。
「ここがコース最高地点でーす。ここから走れまーす」とスタッフが声をかけてました。
やった!くだり!走れる!
と思ったのに、走り出したとたんに足裏痙攣(涙
えー、もう痙攣?
歩き⇒走りに転じた瞬間がよく攣るんですよねぇ。
だましだまし走りはじめます。
眺めがいいーーー♪
写真では伝わらないけどほんとに下界に向かって駆け下りる感じ。
じゃりじゃりの砂?がれき?
ふわふわというかじゃりじゃりというか。
だんだん足も慣れてきて痙攣もおさまった。下りがすごく楽しかった♪
太郎坊へ向けて「すみませーん。右通りまーす」と何十人も抜いた。
初めての富士登山がトレランレース( ̄m ̄* )ムフッ♪
関門19:30 17:17:18IN⇒17:20:02OUT
(↑IN OUT3分?これは間違いだと思う。ぐるぐるまわっちゃったから)
太郎坊エイドには亜子さんがボランティアしてみたい。
同じ時間帯だから会っているはずなのに、気づかなかった。残念!
プライベートサポートを受ける場合は、テント内に設けられた指定されたエリアで受けます。
ジェルと足つりの薬などを補給しました。
行ってきまーす
A6⇒A7はずっと大好きなくだり基調なので順調順調♪
2時間の貯金ができました。
関門21:00 18:52:14IN⇒19:25:48OUT
ついに日暮を迎えました。
すばりしでは、うどんを食べてゆっくり休憩。
夜間走用のウエアに着替えました。
プライベートサポート、すごく助かります。
夜間のトレランは初めて (●´艸`)
さて、どーなるか!
ライトを頭とお腹につけてに真っ暗な山へ向かいます。
着替えるのが早かったのか、寒さ対策しすぎたのか。
登りり出してすぐは、お風呂上りみたいに暑かった。
フリースの下はファイントラックのファストレイヤーだけ。
真っ暗なのをよいことに、上着のファスナー全開で冷たい空気を入れて体を冷まします。
前から見たら恥ずかしい格好で走り続けました。
三国山の登りは予想以上きつかった。
杓子山だけがきついのかと思ってた。
夜中にここ走らせるか!?って思う岩登り。
目がチカチカしてきたのでアミノバイタル投入。
途中神社の入り口に薪がたかれて、火の粉が飛んでました。
きれいっちゃきれいなんだけど。
「火の粉でウエアが溶ける!」って思ったのは私だけじゃなかったはず。
私は下りが好きなので、普通に走っていると前を走る人に追いつきます。
しばらく後ろをついて走ると前をゆずってもらうのですが。
ナイトランなので走ってる間は性別がわからないらしく。
前をゆずってもらった時「すみません。ありがとうございます」って声を出すと
「あ!女の子♪♪」ていう人が何人かいました。(私は"女の子"ではない)
こんなに疲労困憊してるときでも、女子だと嬉しいんだ。男ってやつは。って笑ってしまいました。
いくつかのピークを越え、私の前には年配の男性。
ステップが小刻みで一定。
するする下っていきます。
後ろを走ると楽なのでしばらくついていくことにしました。
さっきまで5合目にいた富士山がだんだん遠くなるー。
山を下りきると山中湖畔へ向けて住宅地を走ります。
もう夜遅い時間。
いつもならリビングでテレビ見てる頃。家が恋しくなりました。
関門01:30 23:24:55IN⇒00:08:23OUT
空気が冷えて露出してる部分がキンキンに冷えます。耳が痛ーい。
「お水ください」ナルゲンボトルはやっぱり便利♪
まんもさんがいて、リタイアを決めたそうです。
調子が良すぎてスピードが出すぎて、何度も転倒するそう。
残念。でもまんもさんは去年のSTY完走してるもんね。
あとはサポートに回るそうです。
春雨スープとピーナツパンを食べてGO!
とにかく寒かったなー。深夜0時。ついに笑顔がなくなってます。
暗闇へ走り出します。左のまっ暗なところは山中湖。
次が正念場。
サポートの入れない二十曲峠エイドを経由して杓子山を越え富士小へ。
「富士小へつけば歩いてもゴールできる」と聞いていました。
初のナイトランで緊張したせいか、
ヘッデンで照らされた流れる地面を見てると眠くなります。
メガシャキ投入。
これがよく効いて途中「わー!」って叫びたくなる衝動に駆られました。
テンションのあがった状態で二十曲峠エイド着。
エイドのスタッフが明るくて「ナイスランでーす」って大声を出してました。
嬉しくなってハイタッチして駆け込みました。
この時、超絶ランナーズハイがきたのかすごく元気だった。
関門03:30 01:39:57IN
二十曲峠エイドでは知ってる人には誰にも会わなかった。
疲れた人が増えてきました。
奥で横になって寝てる人。
「もうムリ。足が上がらない」と泣きそうに話す人。
ストーブ横にいるのにガタガタと震える人。
私はなぜかすごく元気。
次はラスボス杓子山。
STAFFに「行ってきまーす」と声をかけて走り出しました。
STYの参加者は1200人。
ですがここまでくると前後に誰もいなくて真っ暗な中をたった一人で走る場面もでてきます。
でも、特に不安はありませんでした。
杓子山への急登は、木の根っこや岩を掴んでガシガシと登る感じ。
急登がえんえんと続きます。
疲れきってふらふらと倒れそうに無言で登るランナーの列はゾンビの行列みたい。
ふと脇にライトを向けるとしゃがみこんでいる人の足が浮かんびあがってギョっ!としたり。
予想に反して後半が強いのか、ほとんど止まらず、どんどん抜いていきました。
杓子山頂から見た富士山。
時刻は4時2分。夜明け前。
山頂の気温は氷点下。地面が凍ってキラキラきれいでした。
月明かりにぼんやり浮かぶ富士山のシルエットと町の明かりがほんとに美しかった。
息をのむほどきれいだった。
山頂から下ったところで女性が足首を痛めて、急坂の途中で動けなくなってました。
「ボキって音がした」そうで触るだけで痛むそう。
私の携帯で緊急コールして、先へ進みました。
4時40分。空が明るくなってきました。
上の写真から30分後にはこの明るさ。
山を出てから富士小までの3.5kmがすごーーく遠かった。
ロードが大嫌いなので。
関門7:30 06:00:00IN⇒06:26:03OUT (これも違うかな。たぶん06:40OUTだと思う)
富士小エイドに入るとスイカさんが休憩してました。
「うそ!追いつかれた!」って顔。
うどんをもらって食べるもあいかわらずの小食。半分くらいしか食べられず。
夜用の防寒ウエアから昼用に着替えて
ハンガーノックでふらふらのにしやんと、さっき再会したさっちんと一緒にスタート。
しばらくして水分補給を忘れてたのに気がつきました。
やばい!これから暑くなるのに。ゴールまで水がない!
涼しいうちに進めるだけ進もう。街なかに出れば自販機あるはず!
運よく八ケ岳スーパートレイルの私設エイド発見。
「すみません。お水いただけないですか」とお水をもらって再出発。
ここでも調子よくのぼり続けました。
山頂付近で「この先、風が強くなるから防寒具を着てください」と案内。
ほんとに山の反対に回った途端、冷たい強風が吹きまくってました。
このレースは富士山がほんとにきれい。
ゴールの河口湖はまだまだ見えてきません。
スケールの大きなレースなので、遠いんですよねー。
あと10kmくらいかな。
早歩きもイヤになった頃「あと6km」とスタッフさんから聞きました。
6kmなら走れる。よし最後まで走ろう。
とことこ走り続けて神社を抜けると河口湖。
モギモギさんに「すぐ前にぉが☆ちゃんとスイカさんがいるよ。追いつくよ」と教えてもらいました。
「これが最後!」と一生懸命走って、大橋手前で二人に追いつきました。
そこから3人でゆるゆるの歩き。
UTMF3位のセバスチャン
すごいねー。UTMF161kmのトップが追いついてきた!
フィニッシュ直前だけ走り3人で手を繋ぎゴールしました。
10:52:19finish
やったー完走できたぁ!
FINISH21:52:19 STY WOMEN 69位。
完走さえできれば23時間59分でもいい!と思っていましたが、
意外と余裕をもってゴールできてよかった♪
スタートに立つまでは、捻挫が恐いし、足攣りしたら完走はムリだなと思ってました。
でも、スタートしたらゴールしか見てなかった。
「絶対完走する!来年リベンジなんて二度とイヤ!今年絶対完走する!」って思ってました。
ウルトラは、ほんとに気持ちが大事です。
運よく怪我も故障もなく最後まで淡々と走ることができました。
一緒に参戦したラン友さん。
サポートのモギモギさん。
ボランティアに参加したumeちゃん。
ランナーズアップデート見ながらずっと応援してくれたみなさん。
ありがとうございました。
今年一番のレースを完走した充実感は大きくて。
あ~、あのレース完走したんだなーって半月くらいずっと嬉しかったです。
ほんとに完走できてよかった。
これからも、ちょっとだけ背伸びして無謀な挑戦を続けていきたいなー。
UTMFリザルト=http://www.ultratrailmtfuji.com/news/2013/05/569/
私の戦友。
公式サイト=http://www.ultratrailmtfuji.com/
富士山の南側の裾野にある「富士山こどもの国」をスタートし、
五合目まで駆け上り、すばりしへ駆け下り、山中湖から三国山・杓子山を越え、河口湖へゴールする84.7km。
すごいでしょ。
これはね。私にとってはもう旅です。
ずっと富士山を眺めながら走るレース。
海外からの参加者も多く、日本を代表するトレランレースのひとつなんだなーってひしひしと感じました。
午後1時スタートなので、私は当日入り。
富士山が近くなってきたー。ドキドキ♪
【富士山こどもの国】
駐車場とスタート地点はわりと離れてます。歩いて10分くらいかなぁ。
装備品を全部持って受付に行きます。
早めに現地入りしたせいか人はまばら。
と思ったら、奥に装備品チェックの長蛇の列が。
受付を済ませ、装備品チェック。
ほんとにチェックするんだねー。
バックパックからひとつずつ取り出して、全ての装備品をチェックしてもらいました。
STYには、たくさんの友だちが参戦してます。
まんもさん・吾作さん・ブンブンさん(←昨年完走者 かっこいいー)
しーちゃん&ぉが☆ちゃん夫婦。新月っちゃん。スイカアイスさん。○村さん。黒沢組のダークさん。そして私。
みんなで一緒にストレッチしました。
仲間がいると大きなレースでも心強いね。
photo by gotti隊長
上州山楽走から参戦のSTYガールズ!(......ガールズ?)
photo by gotti隊長
新月っちゃん。私。ぉが☆ちゃん なんか足長くない?
スタート13:00
吾作さんと一緒に「行ってきまーす♪♪」
photo by gotti隊長
富士山こどもの国の中のクロカンコースをを3kmぐるぐるまわって外へ。
レースは第一区間でいきなりの住民トラブル。
何百人ものランナーがとうせんぼにあってます。
別荘地を通過するのですが。
乗用車とトラックで車道を封鎖しバリケードをきづいた模様。
当日別荘入りした住民がレースのことを知らず
「ランナーがひっきりなしに通る。熊鈴がうるさい!」と強行したそうです。
「金持ちが余裕があるとはかぎらないんだなぁ」って誰かがぼそり。激しく同意。
ここでぉがちゃんと一瞬会いました。
熊鈴禁止区域とか表示はあるにはあるのですが、
あまり目立たずどこからどこが熊鈴禁止なのかイマイチわからなかったです。
「熊鈴禁止 ここまで」って看板があって。
↓こういうやつね。
え!今までリンリン鳴らしてたんですけど!ってこと多数。
A5水ケ塚エイドまでは、ランナーだんご状態でした。
関門16:30 15:31:32IN⇒15:48:43OUT
予定では関門30分前の16:00につく予定。
飛ばしたつもりはなかったけど、
本来つっこみ型の性分のせいか1時間前の15:30着
エイドの入り口には大きな電光掲示板があり
チップによる通過タイムの計測してました。
きっちりとテントに囲まれたスペースの中は、ストーブがたかれ暖かく食べ物も豊富。
まだランナーがばらけていないので、
食べ物に手を伸ばすのもタイヘンでした。
バーゲンに殺到する人垣をわけて手を伸ばす感じ。
バナナ1切れ。オレンジ2切れをもらいました。
このあとオレンジばかり食べて進むことになります( ̄m ̄* )
外に出たらぉが☆ちゃんが出るとこでした。
仮設トイレは込んでいたので、少し離れた公衆トイレに行きました。
寒くて一気にカラダが冷えました。
足をストレッチして、次の区間へGO!
コースは走行禁止区間へ進みます。
苔むした枯れた倒木がとても美しかった。
富士山?なんだか浅間山みたいだぞ。白くないし。
と思うのは、私が群馬県民だからですか?
富士山五合目までが走行禁止区間。
「ここがコース最高地点でーす。ここから走れまーす」とスタッフが声をかけてました。
やった!くだり!走れる!
と思ったのに、走り出したとたんに足裏痙攣(涙
えー、もう痙攣?
歩き⇒走りに転じた瞬間がよく攣るんですよねぇ。
だましだまし走りはじめます。
眺めがいいーーー♪
写真では伝わらないけどほんとに下界に向かって駆け下りる感じ。
じゃりじゃりの砂?がれき?
ふわふわというかじゃりじゃりというか。
だんだん足も慣れてきて痙攣もおさまった。下りがすごく楽しかった♪
太郎坊へ向けて「すみませーん。右通りまーす」と何十人も抜いた。
初めての富士登山がトレランレース( ̄m ̄* )ムフッ♪
関門19:30 17:17:18IN⇒17:20:02OUT
(↑IN OUT3分?これは間違いだと思う。ぐるぐるまわっちゃったから)
太郎坊エイドには亜子さんがボランティアしてみたい。
同じ時間帯だから会っているはずなのに、気づかなかった。残念!
プライベートサポートを受ける場合は、テント内に設けられた指定されたエリアで受けます。
ジェルと足つりの薬などを補給しました。
行ってきまーす
A6⇒A7はずっと大好きなくだり基調なので順調順調♪
2時間の貯金ができました。
関門21:00 18:52:14IN⇒19:25:48OUT
ついに日暮を迎えました。
すばりしでは、うどんを食べてゆっくり休憩。
夜間走用のウエアに着替えました。
プライベートサポート、すごく助かります。
夜間のトレランは初めて (●´艸`)
さて、どーなるか!
ライトを頭とお腹につけてに真っ暗な山へ向かいます。
着替えるのが早かったのか、寒さ対策しすぎたのか。
登りり出してすぐは、お風呂上りみたいに暑かった。
フリースの下はファイントラックのファストレイヤーだけ。
真っ暗なのをよいことに、上着のファスナー全開で冷たい空気を入れて体を冷まします。
前から見たら恥ずかしい格好で走り続けました。
三国山の登りは予想以上きつかった。
杓子山だけがきついのかと思ってた。
夜中にここ走らせるか!?って思う岩登り。
目がチカチカしてきたのでアミノバイタル投入。
途中神社の入り口に薪がたかれて、火の粉が飛んでました。
きれいっちゃきれいなんだけど。
「火の粉でウエアが溶ける!」って思ったのは私だけじゃなかったはず。
私は下りが好きなので、普通に走っていると前を走る人に追いつきます。
しばらく後ろをついて走ると前をゆずってもらうのですが。
ナイトランなので走ってる間は性別がわからないらしく。
前をゆずってもらった時「すみません。ありがとうございます」って声を出すと
「あ!女の子♪♪」ていう人が何人かいました。(私は"女の子"ではない)
こんなに疲労困憊してるときでも、女子だと嬉しいんだ。男ってやつは。って笑ってしまいました。
いくつかのピークを越え、私の前には年配の男性。
ステップが小刻みで一定。
するする下っていきます。
後ろを走ると楽なのでしばらくついていくことにしました。
さっきまで5合目にいた富士山がだんだん遠くなるー。
山を下りきると山中湖畔へ向けて住宅地を走ります。
もう夜遅い時間。
いつもならリビングでテレビ見てる頃。家が恋しくなりました。
関門01:30 23:24:55IN⇒00:08:23OUT
空気が冷えて露出してる部分がキンキンに冷えます。耳が痛ーい。
「お水ください」ナルゲンボトルはやっぱり便利♪
まんもさんがいて、リタイアを決めたそうです。
調子が良すぎてスピードが出すぎて、何度も転倒するそう。
残念。でもまんもさんは去年のSTY完走してるもんね。
あとはサポートに回るそうです。
春雨スープとピーナツパンを食べてGO!
とにかく寒かったなー。深夜0時。ついに笑顔がなくなってます。
暗闇へ走り出します。左のまっ暗なところは山中湖。
次が正念場。
サポートの入れない二十曲峠エイドを経由して杓子山を越え富士小へ。
「富士小へつけば歩いてもゴールできる」と聞いていました。
初のナイトランで緊張したせいか、
ヘッデンで照らされた流れる地面を見てると眠くなります。
メガシャキ投入。
これがよく効いて途中「わー!」って叫びたくなる衝動に駆られました。
テンションのあがった状態で二十曲峠エイド着。
エイドのスタッフが明るくて「ナイスランでーす」って大声を出してました。
嬉しくなってハイタッチして駆け込みました。
この時、超絶ランナーズハイがきたのかすごく元気だった。
関門03:30 01:39:57IN
二十曲峠エイドでは知ってる人には誰にも会わなかった。
疲れた人が増えてきました。
奥で横になって寝てる人。
「もうムリ。足が上がらない」と泣きそうに話す人。
ストーブ横にいるのにガタガタと震える人。
私はなぜかすごく元気。
次はラスボス杓子山。
STAFFに「行ってきまーす」と声をかけて走り出しました。
STYの参加者は1200人。
ですがここまでくると前後に誰もいなくて真っ暗な中をたった一人で走る場面もでてきます。
でも、特に不安はありませんでした。
杓子山への急登は、木の根っこや岩を掴んでガシガシと登る感じ。
急登がえんえんと続きます。
疲れきってふらふらと倒れそうに無言で登るランナーの列はゾンビの行列みたい。
ふと脇にライトを向けるとしゃがみこんでいる人の足が浮かんびあがってギョっ!としたり。
予想に反して後半が強いのか、ほとんど止まらず、どんどん抜いていきました。
杓子山頂から見た富士山。
時刻は4時2分。夜明け前。
山頂の気温は氷点下。地面が凍ってキラキラきれいでした。
月明かりにぼんやり浮かぶ富士山のシルエットと町の明かりがほんとに美しかった。
息をのむほどきれいだった。
山頂から下ったところで女性が足首を痛めて、急坂の途中で動けなくなってました。
「ボキって音がした」そうで触るだけで痛むそう。
私の携帯で緊急コールして、先へ進みました。
4時40分。空が明るくなってきました。
上の写真から30分後にはこの明るさ。
山を出てから富士小までの3.5kmがすごーーく遠かった。
ロードが大嫌いなので。
関門7:30 06:00:00IN⇒06:26:03OUT (これも違うかな。たぶん06:40OUTだと思う)
富士小エイドに入るとスイカさんが休憩してました。
「うそ!追いつかれた!」って顔。
うどんをもらって食べるもあいかわらずの小食。半分くらいしか食べられず。
夜用の防寒ウエアから昼用に着替えて
ハンガーノックでふらふらのにしやんと、さっき再会したさっちんと一緒にスタート。
しばらくして水分補給を忘れてたのに気がつきました。
やばい!これから暑くなるのに。ゴールまで水がない!
涼しいうちに進めるだけ進もう。街なかに出れば自販機あるはず!
運よく八ケ岳スーパートレイルの私設エイド発見。
「すみません。お水いただけないですか」とお水をもらって再出発。
ここでも調子よくのぼり続けました。
山頂付近で「この先、風が強くなるから防寒具を着てください」と案内。
ほんとに山の反対に回った途端、冷たい強風が吹きまくってました。
このレースは富士山がほんとにきれい。
ゴールの河口湖はまだまだ見えてきません。
スケールの大きなレースなので、遠いんですよねー。
あと10kmくらいかな。
早歩きもイヤになった頃「あと6km」とスタッフさんから聞きました。
6kmなら走れる。よし最後まで走ろう。
とことこ走り続けて神社を抜けると河口湖。
モギモギさんに「すぐ前にぉが☆ちゃんとスイカさんがいるよ。追いつくよ」と教えてもらいました。
「これが最後!」と一生懸命走って、大橋手前で二人に追いつきました。
そこから3人でゆるゆるの歩き。
UTMF3位のセバスチャン
すごいねー。UTMF161kmのトップが追いついてきた!
フィニッシュ直前だけ走り3人で手を繋ぎゴールしました。
10:52:19finish
やったー完走できたぁ!
FINISH21:52:19 STY WOMEN 69位。
完走さえできれば23時間59分でもいい!と思っていましたが、
意外と余裕をもってゴールできてよかった♪
スタートに立つまでは、捻挫が恐いし、足攣りしたら完走はムリだなと思ってました。
でも、スタートしたらゴールしか見てなかった。
「絶対完走する!来年リベンジなんて二度とイヤ!今年絶対完走する!」って思ってました。
ウルトラは、ほんとに気持ちが大事です。
運よく怪我も故障もなく最後まで淡々と走ることができました。
一緒に参戦したラン友さん。
サポートのモギモギさん。
ボランティアに参加したumeちゃん。
ランナーズアップデート見ながらずっと応援してくれたみなさん。
ありがとうございました。
今年一番のレースを完走した充実感は大きくて。
あ~、あのレース完走したんだなーって半月くらいずっと嬉しかったです。
ほんとに完走できてよかった。
これからも、ちょっとだけ背伸びして無謀な挑戦を続けていきたいなー。
UTMFリザルト=http://www.ultratrailmtfuji.com/news/2013/05/569/
私の戦友。
改めてお疲れダオ〜
そして!完走おめでとうヽ(^。^)ノ
スゴイ!スゴイ!
実は先に完走のコメントいただいた時にすぐリザルトチェックしてタイム知ってたのですが改めてミルクさんの強さに驚きでやんす!
ハセツネより来年のSTYにエントリーできる様に私も頑張りたいと思います!
by JUN (2013-05-24 17:08)
ミルクさん、力作だ~。
改めて完走おめでとうございます。
STYの話、四方山で聞きたいな~。
特に通せんぼ事件、詳しく聞きたい(笑)。
お楽しみさまでした!
by ACバンタム (2013-05-24 19:51)
ミルクさんお疲れさま~
去年のマサヒロ?はもうボロボロだったけど、
ミルクさんの写真はどれも笑顔で素敵です、
スゴイなぁ~って思うんです。
by マサヒロ? (2013-05-26 15:56)
今、尾瀬の帰りなんす!
いいとこですね。
ミルクさんの群馬に初おじゃま虫でした〜ヽ(^。^)ノ
by JUN (2013-06-08 14:00)
◆junさんへ
おー、尾瀬に行ったんですね。
尾瀬沼?尾瀬ケ原?
今年もハセツネへの道は開きませんでした。
2年連続第0関門でダメでしたー(´;ω;`)。
あーぁ。いつになったらハセツネ参戦できるんでしょ。
最近のクリックバトルは異常ですよねー
by ミルク (2013-06-10 16:25)
◆バンタムさんへ
コメレス遅くなってすみません。
久しぶりの大きなレースで力が入ってしまいました。
ヨモヤマ話会で。いろいろとー (●´艸`)
by ミルク (2013-06-11 21:50)
◆マサヒロ?へ
コメレス遅くなってすみません。
今、マサヒロ?去年のSTYの日記見てきました。
やっぱ同じレースだから読んで楽しい。
逆周りなんだよね。天子山地も行ってみたかったな。
by ミルク (2013-06-11 22:15)